雪色探検隊

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抜群に美しい北斎画に出会える、『ボストン美術館 北斎浮世絵名品展』に行ってきました

11月9日まで上野の森美術館で開催されている『ボストン美術館 北斎浮世絵名品展』。

ボストン美術館浮世絵名品展 北斎|上野の森美術館|2014年9月13日(土)〜 11月9日(日)

 

富嶽三十六景」シリーズの「神奈川沖浪裏」(大きな波と富士山の絵)「凱風快晴」(赤富士の絵)といった誰でも知っている作品はもちろんのこと、「諸国瀧廻り」シリーズ、「百物語」シリーズ、「諸国名橋奇覧」シリーズも展示してあるので、これは見に行くしかないと思い、平日に突撃してきました。

公式サイトでは10:00から開館なのですが、9:30には既に開館しており、多くの来場者で溢れてました。圧倒的に年配の方が多かったです。

 

館内の写真は不可なので、特にブログに掲載できる写真もないのですが、本当に素晴らしい展示でした。

なんといっても展示方法が良かったです。全ての作品が壁に掛かっているんですよ!他の博物館(例えば、国立博物館・広重美術館)だとガラスケースの中に浮世絵があるので、細かい刷りの様子や色使いをじっくり見ることができません。ガラスケースに入ってないことで、会場も圧迫感を感じることなく素敵な空間となっていました。

 

個人的に、浮世絵は縦長の作品が好きです。富嶽三十六景」も好きなのですが、諸国瀧廻りシリーズの方がダイナミックな感じで惹きつけられます。

花鳥画シリーズも良かったですね。色使いが素敵なんですよ。風景画のダイナミックさとは真逆で、植物と野鳥の一瞬を切り取る繊細さ、これを浮世絵で表現しているのだから驚きです。

「信州諏訪湖水氷渡」天保5年(1834)頃

も心に残りました。昔の人って湖上を歩いていたんですね。そんなことが分かる作品でした。

 

まだ開催中ですので、お時間ある方は是非、9:30前には到着する覚悟を持ってお出かけくださいね。11:30時点での待ち時間は「80分待ち」でしたので!